FC2ブログ

De Agostini『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』Side Two

昨日に引き続き、デアゴ『Sgt. Pepper』Side Twoの雑感

その前にジャケットのトリミングをご紹介
向かって左側(上からEAS、'78UK、'86US、2012、デアゴの順)USはソニー・リストンとスチュワート・サトクリフが半分切れてしまっている。
IMG_2150.jpg
向かって右側(上からEAS、'78UK、'86US、2012、デアゴの順)EASはシャーリー・テンプルが半分切れている。(それはそれでおどろおどろしくていいのだが、"GOOD GUYS"の文字が見えないのは減点だろう。)意外だったのはUSがいちばん端まで写っていること。(足りなくて鏡写しのようになってしまっているが…)そもそも、これ何?ってことで調べてみると"Cloth grandmother-figure, by Jann Haworth"ジャン・ハワース(デザイナーのピーター・ブレイクの奥さん)が持ってきたおばあちゃん用の服?ってとこだろうか?それともおばあちゃんの姿の服?人形?
IMG_2149.jpg
裏ジャケ:(上からデアゴ、2012、'86US、'78UK、EASの順)デアゴには例のホログラムのシール。何の意味があるんだろうか?EASはやはり日本語が書いてあると興ざめ。デアゴは文字が太って明瞭になっている。
IMG_2151.jpg
切り抜き: (上からデアゴ、2012、'78UK、EASの順)デアゴは2012よりも紙質が薄く、粗末になっている。どれがいちばんオリジナルに近いんだろうか?これだけあれば髭作り放題ですね。ウヒヒヒ(この後混じっちゃってどれがどれかわからなくなって慌てた)
IMG_2152.jpg

ということでSide Two

Within You Without You: UKは"Talking" "Space""Between""Without You""to Try""Small"などで破擦音が目立つがアンビエンスが素晴らしい。2012、デアゴはやはりタブラなどの低音が目立ち重厚。"And the time will come when you see we're all one"のあたりはデアゴでも2012でも目立っている。

When I'm Sixty-Four: 2012もデアゴも同じ音。こんなに低音がキツかったか?とUKを聴くと、こちらも思っていたよりベースが出ていた。UKはブラシが繊細でシンバルの音が綺麗。"We shall scrimp and save"の後のコーラスは2012、デアゴは若干引っ込んで聞こえる。

Lovely Rita: 2012とデアゴはスネアの高音が丸く、刺さるような感じがない。低音に偏り、高音の効果音やピアノ、コーラスが目立たないため、中央のベースをバックにソロで歌っている感じ。ドラッギーな印象が薄れた。意外にも2012の方が高音が賑やかで溌剌とした感じがあり、デアゴの方がおとなしく落ち着いた感じに聞こえた。
UKはボーカルのADTが飛び出し、残響が綺麗。日本盤はベールを一枚かぶったような音。

Good Mornig Good Morning: 2012もデアゴもブラスと右のコーラスがおとなしい。ギターのカッティングが引っ込んでいて、ギターソロも刺さってこない。エンディングの行進もおとなしい。この曲も意外なことに2012の方が刺激的で迫力がある、デアゴは重心が下がっていておとなしく感じた。対して、UKはやはりのびのびと鳴っていて、入れ物が広い感じ、ギターソロも耳が痛いくらい刺激的。歪みっぽさのない迫力のある音。

Sgt Pepper's Lonely Hearts Club Band (Reprise): 2012はイントロのバスドラが詰まって聞こえ、まるでダンボールのよう。ベースも輪郭がハッキリしない。しかし、デアゴは2012よりもさらにバスドラが目立たなく、なぜか全体的に元気のない丸い音。UKはコンプの効いたスネアが目立つ。でも歪まないのびのびとした綺麗な音。ベースがゴリゴリいってる。

A Day In The Life: 2012とデアゴはやはり詰まった音場の狭い音で、良く言えば重厚。でもおとなしく感じられ、緊張感がない。エンディングのピアノもUKに比べるとハイが死んでる。これも2012とデアゴの違いがよくわからなかった。UKはやはりダイナミッックレンジの広い音でオーケストラのクレッシェンドが耳に刺さる。"Woke up"からのパートでバックの話し声が大きく感じる。

inner groove: 残念ながら2012には収録されているのに、デアゴには収録されていない。これも含めてトータル・アルバム、『Sgt.Pepper』の醍醐味なのだからしっかり入れて欲しかった。これが無ければ単なる芸術大作に成り下がる。2012はCDと同じように聞こえ完璧。'78UKはひどい。きちんとカッティングできなかったのか(よほど難しいのか)「ハハハハ、エ〜シッ、ブツッ」を延々繰り返す。(ウチのプレーヤーがトレース出来ないだけ?)
DP-1300MKIIはマニュアルなので、Blue Boxを買った時に延々繰り返されるインナー・グルーブを遂に体験できると思っていたのに残念。
これを体験するために今度はオリジナルを買わなければなりませんね…。お金が…。

ということで、あくまで私の主観なので、あまり参考にならないかもしれないが、感じ方は人それぞれ。環境によっても聞こえ方は違うと思うので、ぜひご自分の耳で確かめてみてはいかがだろうか?
では…
ちなみに"Cloth grandmother-figure, by Jann Haworth"について考えてみたが、ジャン・ハワースによる(が用意した、持ってきたと解釈しても良いと思う)Cloth(形容詞的に"布製の")おばあちゃんのフィギュア(人形と解釈してもいいと思う)ということだろうと思う。
いまいち印刷が悪く判別できないが、手袋をはめた左手が見えるから、シャーリー・テンプル人形を抱いたおばあちゃんの人形なのだろう。何を意味しているのかわからないけれど、実に奥が深いジャケットだ。
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

プロフィール

LOGICKEY

Author:LOGICKEY
函館市在住
1972年生まれ
好きなArtists:
The Beatles
Paul McCartney
etc…

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR