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デアゴスティーニ『Rubber Soul』音質比較

さて、気を取り直して…(というのも、本日2回目の更新だからである。)

3連休だったので秋を感じながらゆっくりと『Rubber Soul』の感想でも書こうと思っていたのだが、『Abbey Road』をオリジナル、'78リシュー、国内EAS盤、モービル盤、プロ・ユース盤、'83回収盤、'87CD、'09マスター、2012、デアゴと取っ替え引っ替え聴き比べしているうちにあっという間に3日間が過ぎてしまったという感じで、もうしばらくは『Abbey Road』は聴きたくない、という状態になってしまった。

個人的には『Abbey Road』は9月〜10月に聴きたいアルバムで、『Rubber Soul』にはなんとなく秋のイメージがあった。発売は65年12月3日なので、どちらかと言えば冬に聴くべきなのだろうが、10月後半〜11月の晩秋の物悲しい感じがこのアルバムにはしっくりくるような気がする。ちなみに、この時期になると『Magical Mystery Tour』も聴きたくなる。これはきっと映画撮影時の風景からなんとなく秋を連想してしまうからだと思う。

そう思い『Magical〜』のUS Stereo盤をオークションで入手していたので、そちらの方も聴いていた。(なぜなら先日入手したBlue Boxには『Magical〜』が含まれていないからだ。ついでに『Oldies』と『Hey Jude』、『Long Tall SallyのEP』='81『E.P. Collection』も購入しないとUKステレオ・アナログマスター盤を制覇することは出来なさそうだ…まだ他にはないだろうか?そう考えると『Past Masters』は本当にありがたい編集版だ。)
IMG_2196.jpg
もはや完全に「ミイラ取りがミイラに」状態である。そちらの感想は追い追い…ということで今日のところは『Rubber Soul』に集中、集中!

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画像1枚で何とか説明できないだろうか?とフォトショを弄り倒してコラージュしたが、結局時間だけ掛かってカオスな状態になってしまったので反省。とりあえず説明すると…

9月26日に『Sgt. Pepper〜』と『Rubber Soul』が2枚同時に到着したために、しばらく『Rubber Soul』を開ける時間が無かった。ようやく開けることができたのは10月6日のこと。

外観はこんな感じで、一つ好印象だったのはParlophoneのマークで("Trade Mark of The Gramophone Co. LTD."とあるのに"Gramophoneマーク"とは言わないのはなぜだろう…?Parlophoneの歴史を調べなければならないな…)、ご覧いただくとわかるようにかなり下まで表示されている。そのおかげでジョンの上着のボタンを拝むことができた。
IMG_2197.jpg
試しにウチにある『Rubber Soul』を引っ張り出してきたが、ここまで見えているものは1枚もなかった。デアゴのために元版から作り直したということはさすがにないだろうから、UKオリジナルのどこかの工場で作られたものを元にしているのだろう。(英国盤のバリエーションを調べないと…あまり詳しくないのでとりあえず一旦スルー)

『Rubber Soul』のジャケットを見る度にいつも疑問に思っていたのだが、

「カメラマンのロバート・フリーマンがジャケット写真をメンバーにプレゼンする際に、(おそらくネガ?フィルムをOHPみたいなもので、アルバムサイズの)ボール紙に投影したが、ボール紙が偶然曲がって歪んだ顔になってしまい、それを面白がったメンバーのアイディアで現在のような歪んだジャケットになった。」

というのが定説になっているが、フォトショップなどで簡単に加工できる現在とは違い、当時どうやってそれを再現してプリントしたのだろう?その原版は現在も利用可能な状態なのだろうか?(破棄されたと聞いたような気が…)
img_7.jpg
ってことは、結局こういうことなんだよね
Rubber.jpg
じゃあ、オリジナル画像を正方形にトリミングするとどうなるか…ていうと
Diff.jpg
あ〜、ダメだ、安いブートみたいになっちゃった
deff3.jpg

このくらいにしておいた方が、それっぽいかな?当然バンド名は載せなかっただろうなぁ…
と、まぁお遊びはこのくらいにして、話を元に戻すと

到着してから10日位寝かせて、やっと開封したら、最初の画像にあるようにスピンドルからビニールがはみ出しバリがある状態だった。(ネットでも「バリがジャケットを突き破っていた」との報告があったと思う)
そして、画像右側のようにSide 1に傷が多数。明らかに今までよりプレスのクオリティが下がっている。
それでも、音に影響がなければ問題にするつもりはなかったのだが、当該箇所に傷がないにも関わらず"Michelle"や、"In My Life"で蛍光灯のOn/Offで入るようなバリッ、バリッという普通のレコードでは聞いたことのない大きめのノイズが絶えず入り聞くのが苦痛だったので、デアゴスティーニに連絡し、交換してもらう手筈を整えた。
(マトリックスはSide 1がA3、Side 2がB 11?)

所詮レコードなので、ノイズは付き物だということは重々承知しているつもりだが、新品なのにこれはいただけない。
また、ジャケットの方も早々にシュリンクを外したが、ジョージの顔の下あたりの貼り合わせが甘いのか、そこから開いてしまいそうな雰囲気がある。やはり、デアゴスティーニは品質管理に問題があるのかもしれない。
(『Abbey Road』で同様のトラブルがあったという事例も目にしたことがある)

すでにご存知の方も多いとは思うが、海外で発売されている『A Hard Day's Night』のタイトル曲の冒頭が一部カットされているとの情報をネットで目にしていたので、ついでに「日本で発売する際にはそのようなことのないようお願いしますね」と軽く釘を刺しておいたのだが、サポート・センターの担当の方からはメールで「レコードの内容につきましては、オリジナルに基づいておりますのでご了承お願い致します。」との回答をもらった。

これは取りようによっては「問題があるかもしれませんが、仕様なので対応しかねます」

と言いたいように聞こえる。せっかくファンが掲示板やブログで盛り上げてくれているのに、このデアゴスティーニ・ジャパンの担当者の塩対応には不信感を抱いてしまった。
こちらとしては、せっかくお金を出して購入するのだから嫌な思いはしたくないし、(発売前の今だからこそ)メーカーサイドには事前に状況を確認した上で、万全の体制をとって欲しいと思っているだけなのだが…。
(全部購入すれば結構な金額になる商品なのだから)せっかく購入した人がガッカリしないような体制をお願いしたい。

(しかし、"A Hard Day's Night"は初期ビートルズのアイコン的な曲なのに、'09ステレオで歌い出しで一瞬音がこもってしまうミスがそのまま製品になってしまうなど、何かとツイていない。いつになったらストレス・フリーでステレオ版を楽しめるのだろうか?)

例によって冊子は読む価値なし。
バックもご紹介。残念ながらこちらも当然フリップ・バックではなく、フロントと同じ艶々のコーティング
IMG_2186.jpg
オリジナルじゃなくて恐縮だが'78リシューとの比較。罫線は'78(オリジナルも?)が手書きなのに対し引き直されている。よく見るとフォントも違う。
IMG_2187.jpg
EMITEXも作り直されている。画像は解像度が高いものと差し替えられている。これは古い方が新聞風で味があると思うんだけどなぁ…。あと例のホログラムシール。これはカウンター・フィット対策のつもりなんだろうか?
IMG_2188.jpg
これも'78はよく見るとレタリングだったようだ。また'78は画像にインキカスやヒッキーが目立つ。
IMG_2189.jpg



さて、肝心の音の方だが、昨日の記事にも書いたが'87リミックスを元に作られている以上、オリジナルミックスとの比較は意味をなさないので、単純に2012と比較してみる。

Side 1
Drive My Car: 2012の方が活きがよく感じるが、特に違いは無いように思う。しかし、デアゴは盤質が悪いのか低音のハムノイズというかゴロゴロという感じのトレースノイズが目立つような気がする。
Norwegian Wood (This Bird Has Flown): やはり若干2012の方が元気がよく感じる。
You Won't See Me: う〜ん、正直あまり変わらない。ということは上記2曲もプラシーボなのだろう。
Nowhere Man: う〜ん、違いがわからない
Think For Yourself: う〜ん、全く同じかな
The Word: 同じですな。ただ、デアゴはやはり盤質が悪いのかエンディングになると傷が無いにも関わらず周回ポップノイズが発生し出し耳障り。
Michelle: デアゴの方が若干ヒスノイズが目立つ。あと、盤由来のブツッというノイズが断続的に入る。この曲がカッティングレベルが低いから目立つのか、それともSide 1全編に渡って入っているのかは不明。だが、2012ではほぼノイズが発生しないので、なんらかの問題があると思われる。2012はやはり若干だが高音がマスキングされているようだ。でも本当にごくわずかだと思う。

Side 2
What Goes On: 気のせいかもしれないが、2012の方が活きがよく感じる。2012の方が間奏のギターソロも耳に痛いような気がする。なのになぜか間奏のバックや、エンディングバックでリンゴが鼻歌で歌っている部分がデアゴの方が聞き取りやすい。
Girl: 2012の方が高音が出ているような気がする。デアゴの方が左チャンネルが近いような気がする。デアゴの方が左の定位がオリジナルっぽい位置にあるような…。2012の方が元気がいい。
I'm Looking Through You: しばらくオリジナルミックスで聞いていたので、イントロのバックでポールの鼻歌が聞こえないのは寂しい。2012の方が高音が出ていて賑やかに感じる。
In My Life: デアゴはノイズが目立つ以外特に違いがないように感じた。
Wait: 特に違いがわからない。
If I Needed Someone: これも特に違いがないように感じるが、2012の方が元気がいいように感じる。カッティングレベルの差なのか?
Run For Your Life: 2012の方が元気が良いような気がする。0:30付近のイントロと同じフレーズの辺りも2012の方がベースが大きく感じる、間奏のギターも2012の方が高音が効いている。これは意外だった。やはり、オリジナルミックスに慣れてしまったのか、1:05の何かがマイクに当たるボンッという音がないと物足りない。


と、一通り聞いてみたが思ったよりも違いがなくつまらなかった。傾向としては、デアゴ盤はプレスの問題で盤質があまり良くないのか、サーフェスノイズが多め。内周歪み対策で施されているというEQ処理も、2012よりもデアゴの方が処理されており、高音が出ていない曲がある。(その割にMichelleでは逆にデアゴの方が高音が出ているのが解せない)2012の方はカッティングレベルが高いのか、曲によっては鮮度が高く感じる。

実は、私は今まで『Help!』と『Rubber Soul』の'87リミックスは大嫌いだった。CD特有の高音の硬い刺さる感じが顕著で、80年代風のリバーブ処理が過剰で安っぽいと感じていたからだ。

しかし、今回『Rubber Soul』のオリジナルミックスを聞き込む傍、久々にUSB音源を聞いていて「思っていたほど悪くないな」と感じている。しかし、あくまで65年当時、時間のない中でメンバーとエンジニアの望んだ(そしてファンが熱狂した)ミックスは、話し声やノイズ満載のあのヘンテコ定位のオリジナル・ミックスに他ならない。
のちの世代のためにも歴史の改ざんはあってはならない。

オリジナル・ミックスのレギュラー化、ハイレゾ化を待ち望んでいるし、私としては今後もオリジナル至上主義を貫きたいと思っている。
では…
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LOGICKEY

Author:LOGICKEY
函館市在住
1972年生まれ
好きなArtists:
The Beatles
Paul McCartney
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