スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

英国音源公式録音全213曲制覇計画 -Part 4

前回、デアゴの『White Album』のレヴューもそっちのけで、丸二日掛けて『The Beatles Box (From Liverpool)』をMacに24bit/192kHzで取り込んで聞き込んでいた。

英国音源公式録音全213曲制覇計画として、とりあえずUK盤"Blue Box"13タイトル(『Rarities』含む)+『Oldies』、US盤『Magical Mystery Tour』『Hey Jude』、『Rarities』までは入手した。
それでもまだ全曲アナログで揃えるには程遠い状況なので、一気に駒を進めようと『The Beatles Box (From Liverpool)』を国内盤で購入した…というところまでが前回のお話。

ところが、前回表にしたのだが、このアルバムからの収穫は『Long Tall Sally』『I Call Your Name』『Matchbox』『Slow Down』『She's a Woman』『I Feel Fine』、『I'm Down』、『Baby You're a Rich Man』の8曲と、期待したほど多くはなかったが、US盤でしか持っていなかった曲も、盤質の良い国内盤で入手できたのでよかった。

いつも参考にさせていただいているJDさんのサイトで取り上げていただいていたので、便乗して同じような写真を撮ってみた(笑)そちらも合わせて見ていただくと国内版とUK盤の違いがよくわかると思う。
↓国内盤はボックス右上にSTEREOの表示あり
IMG_2268 (1)
↓裏面には東芝EMIの表示。新品価格18,400円は安いのか高いのか?
IMG_2269 (1)
↓中のジャケットは国内盤EASにありがちなマッドな感じで薄手の紙で安っぽい。これはUK盤では裏焼きになっているが、国内盤では修正されている。昔、たけしがよく着ていたような服(ドン小西らしい…)のような幾何学模様のデザインがいかにも80年代っぽく、今見るとちょっとダサい…。ビートルズのジャケットはいつの時代も色褪せない普遍的なデザインだと思うので、アウトテイクを使用するなどしてもっと工夫していればもっと人気が出たと思う。デザイン的には安いブート以下だと思う。
IMG_2271.jpg



曲順に関しては年代順に各アルバムから選曲され、さりげなくレア曲が散りばめられているので、まるでロジャー・スコットがナレーターを勤めて1984年にWestwood Oneで放送された『Sergeant Pepper's Lonely Hearts Club Band - A History Of The Beatle Years 1962-1970』を聴いているような趣がある。いや、ちぐはぐな感じがむしろ『Alpha Omega』のようだったり…
262156115229.jpg
なぜかアルバム『Help!』からの採用がやたら多い(Dizzy Miss Lizzy以外全て…なのに曲順変更)のと、『Sgt. Pepper』の曲をバラバラ(なぜか曲順も"A Day in the Life"f/iヴァージョンで閉めたと思ったら次のディスクが"When I'm Sixty-Four"が始まるとか)にしていたり、『White Album』も"Back in the U.S.S.R"もシングルのマスターを使ったのか単体だったり("Dear Prudence"とセットの方が編集も楽だろうに…)、"While My Guitar〜"の後に"〜Bungalow Bill"(っていうかこの曲選ぶ?メロトロンのスパニッシュギターイントロ無しで⑦-B-1曲目いきなり始まるもんだからかなりビックリする)が来たり、『Yellow Submarine』からは"Hey Bulldog"じゃなくて"All Together Now"採用だったり、選曲にいまいち必然性や一貫性が感じられないが、レア・ヴァージョンを(といっても今となってはそうでもないが)含んでいるのであなどれない。

通して聴いて気付いたことを書いていこうと思う。

『Long Tall Sally』左右反転だなぁ…US盤『Rock'n Roll Music』のマスターを使用したのか?0:491回目の間奏終わりでテープのトラブルか一瞬音が詰まる。エンディングの残響2:02で『The Beatles' Second Album』同様ノイズが入るが09マスターではf/oが早いのか?除去されている。また、今気付いたのだが、'87マスターでは1:57でエンディングで弦を触ったようなギターの音が入るが、『The Beatles' Second Album』ではリバーブが強いのか目立たなく感じた。('09にも入っていたので安心した。)

『I Call Your Name』これも左右反転、(US盤『Rock'n Roll Music』も)『The Beatles' Second Album』ではやはりリバーブが強いしカウベルの入りが早く、若干f/oが早い…ということは別ミックスか?と調べると'64.3.10に作成されたミックス(レコーディング・セッションズには未使用と記載)が'64.4.10発売の『The Beatles' Second Album』のミックス(おそらくキャピトルが独自にリバーブを加えた)、6.19にUKでのEP発売後の6.22にアルバム『A Hard Day's Night』の収録曲のミキシング・セッションで"Long Tall Sally"、"Matchbox"、"Slow Down"と共に再びステレオ・ミックスが作成されたものが現在使用されているものと思われる。初登場は私の知る限り'76.6.10発売の『Rock'n Roll Music』UK盤だ。じゃなんのために'64.6.22にEP『Long Tall Sally』のステレオ・ミックスが作成されたの?と考えるとUKでステレオで発売するつもりだったか?(それならLP同様モノラルと同時にリリースすると思うが?)どこかの国(おそらく西ドイツ or US?)からの要請でステレオ・ミックスが作成されたと考えるのが自然だろう。でもUSでは'64.4.10に『The Beatles' Second Album』で2曲発売済みだし、'64.7.20発売の『Something New』にはその2曲は収録しないだろう。
『Matchbox』『Slow Down』のステレオミックスを作成するついでだろうか?よほどの不満が無い限りやり直さないだろう…と考えるとやはり西ドイツの編集盤に収録されているのか?もしくはアルバム『A Hard Day's Night』に収録するつもりだった?(でもEPで発売済みだし…)『The Beatles In Italy』は'65.11.12なので時期が違うし…。
そもそもモノラル・バージョンとはイントロの編集(採用テイク)が違うので、なぜこうなったのか深く調べる必要がある。

『Matchbox』これも左右反転

『Slow Down』これも左右反転

『She's a Woman』念願のステレオ・バージョンだが思っていたよりも音の抜けが悪い。元々抑え気味の演奏なのでそう感じるだけなのかもしれないが…UK盤だともっと良いのかもしれない。
尚、JDさんからの指摘でわかったのだが、『She's a Woman』のステレオ・ヴァージョンの初登場は67年発売のオーストラリア編集盤『Beatles’Greatest hits vol.2』とのこと。ということで、これもいずれ入手しなければ…。JDさん情報ありがとうございました。

『I Feel Fine』曲イントロ前1秒ほど長く、ポールの"No No"?という声が入っているヴァージョン。『Oldies』収録のヴァージョンには入っていないので別ミックスか?
これもJDさんからの指摘でわかったのだが、このヴァージョンは'73.4.19UK盤『1962-1966』が初登場だそうです。それ以前の編集盤にポールの声入りヴァージョンを確認できないとしたら『1962-1966』のためにセッション・テープまで遡ってステレオ・ミックスを作り直した可能性が高いと思われる…

『I'm Down』これもステレオ初入手ということで期待したが、思ったほど良い音じゃなかった。イメージではもっとセパレーションの良い音だと思っていたが、モノラルに近いような音像に感じた。間奏のギターのバックで消し忘れたようなギターに初めて気付いた。やはり『Past Masters』の曲を軽視していたようだ。反省。また、モノラル・ヴァージョンがエンディングが若干長いことも今回改めて気付いた。ちなみにUS盤『Rock'n Roll Music』は左右反転。

『Baby You're a Rich Man』この曲は素直に感動した。というのもUS盤『Magical Mystery Tour』の擬似ステレオが群を抜いてひどい音だったからである。イントロはテープスピードが合っていないのかピッチが狂っている(それが徐々にアップしてくるもんだから混乱する)し、音も歪みだらけで聴くに耐えなかった。それがまともな音で聞けるんだからそれだけでありがたい。でも、音質が良いか?と言われるとやはりなんだかぼやけたような感じがする。
UK盤だともっと良い音なんじゃないか?否、西ドイツ盤ならもっと良いに違いない。



ということで、お試し版的に入手した日本盤『The Beatles Box (From Liverpool)』だが、最近耳が肥えてきたのか、やはり国内盤だとどうしてもジェネレーションを重ねた音のように感じてしまう。プラシーボなのかもしれないし、自分の中でハードルを上げ過ぎたせいなのかもしれないが、いまいち聴いていて気持ちの良い音だとは感じなかった。

マスター・テープからどのくらいジェネレーションを重ねたのかちょっと興味があって考えてみたのだが、

基本的に、セッションテープ→ミックスダウンしてステレオミックス作成①→コピーマスター作成②

これ②をアルバムや編集盤なら曲順通りに並べて、スプライシングテープで繋げてアルバムの体裁にする③

これ③をUK盤ならそのままカッティング(曲ごとのフェーダー操作やEQなどはカッティングエンジニアがリアルタイムでかけているものと推測…それともフェーダー操作、EQ処理を施したカッティングマスターなるものが存在するのか?確実に音質が低下するのが明らかなのに、ここでまたダビングするだろうか?)

海外盤なら③から更にコピーマスター④を作成し各国に送付し、各国でカッティング

という流れで良いんだろうか?だとするなら海外盤は(わかりきったことだが)確実に1世代コピーした音ということになる。

現実には、各国、自国のコピーマスターを使ったりして独自に編集したりしているものもあるので、もっと複雑な事情があるだろうが、やはりUK盤の方が音が良いのは確実だと思うので、いずれは『The Beatles Box (From Liverpool)』もUK盤で入手して比較したいと思う。
では…





スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

プロフィール

LOGICKEY

Author:LOGICKEY
函館市在住
1972年生まれ
好きなArtists:
The Beatles
Paul McCartney
etc…

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。