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DeAGOSTINI Abbey Road Reissueに備えて…

デアゴスティーニから『各週刊 ザ・ビートルズ・LPレコード・コレクション』が8/29に創刊される。というか、私の住んでいる函館では一度もお目にかかったことはないが、一部の地域では2月ぐらいからテスト販売されており噂は耳にしていた。

2012年に発売されたVinyl Collection(日本盤)もご祝儀として購入したが、前評判に反し、盤質があまり良くなく(反りが酷かった)購入したAmazonで返品交換してもらった経緯があり、(アナログ・マスターを使用し、パッケージまでこだわった)2014年のMonoは別としてビートルズのアナログ・リシューにはあまり良い印象は持っていなかった。

理由は、やはりUKオリジナル盤こそが原典であり、パッケージから溝に刻まれた音までUK盤のそれと、日本盤を含む他国盤やリシューとでは全くの別ものであるとの思いからである。
なので、どうせCD以外の媒体でビートルズを聴くのであれば、やはりヴィンテージのUKオリジナル盤でと思っていたが、その道は奥が深く、一度ハマると抜けられなくなりそうなので…というよりも、それを鳴らすだけのシステムや環境の構築や、満足のいくコンディションのものを買うためのコストや労力を考えると踏み出せなかったというのが正直なところ。
時間と金が許すのであれば、やはりオリジナルのミント・コンディションを爆音で聴きたいというのが本音である。

話はそれたが、今回発売されるデアゴスティーニ盤、先行組の方の報告をネットで読む限り、カッティングがやり直されているとのことで、2012年盤で内周歪み対策で施されていた妙なイコライジング処理(とはいえ、入手した当初は全く気づかずに聞いていたが…)が排除されているとのこと。マスタリング・エンジニアのショーン・マギーも参加していたという海外の掲示板も見てみたが、彼も2012年版の世間での不評を把握していたらしいとのことなので、カッティングをやり直しているとの情報の信ぴょう性は高い。

そこで、「これは買うしかない!」と初のデアゴスティーニ定期購読(城やらデロリアンやら胡散臭いイメージしかなかったが)を申し込んだのだが、上記の2012年盤は本当にダメな子なのか気になり、8/29のデアゴ発売に備えるべく2012年盤を押入れから引っ張り出し、ウチにある他のアナログ盤と比較してみた。
IMG_1959.jpg

ざっくりした感想は、2012年盤はおとなしい音だなという印象。いまいち迫力がない。先日のSGTリマスターが(好き嫌いは別として)『作られた』メリハリのある活きの良い新鮮な音だとすると、2012は平坦で出力レベルも低く感じた。
客観的に判断するためにキャプチャー画面をご覧いただきたい。

スクリーンショット 2017-08-25

上からUK Original (マトリックスYEX 749-2、 R.L=28枚目のスタンパー)、2012年盤、「ザ・ビートルズ・コレクション」の中のEAS-66021、邪道だがUS ピクチャーレコードSEAX-11900
一番影響の出やすいであろうI Want You(she's so heavy)で比較。

TDKのSP-XA2002というプレーヤーを使用しUSBでiMacに接続し、公平を期すため全て同じ音量で取り込んだ。

まず気づくのは演奏時間
スクリーンショット 2017-08-25-2

プレーヤーの回転性能にも問題があるかもしれないが、曲頭をそこそこ揃えても、エンディングでこれだけの差がある。時間にするとおそらく1〜2秒だと思う(正確に測る方法がわからない)が、UKを基準と考えると2012は若干テープスピードが遅く、日本盤、アメリカ盤はテープスピードが早いと言える。

次に音量だが波形をざっと見た感じではUKが一番大きく、日本、US、2012の順で小さくなっているのがわかる。(本来なら一番ピークの音で比較して「何db低い」とか書きたいが、ものさしツールみたいなものを探せなかったのでご容赦願いたい、ホントにLOGICは使いづらい)

次に音質だが、これも本来なら周波数特性なんかを表示して解説したいが、やり方がわからない…ないはずはないと思うが…。

ということで、結局私の主観で感想を書く。

【UK】あまりコンディションが良くないのでイントロからノイズや歪みが多く、音が荒れて聴こえるが、逆に迫力があると言えなくもない。

【2012】さすがにノイズは少ないが音量が低く元気がない。ライドシンバルのベル・ショットなど高音成分が失われているような気がする。その結果、メリハリのない活きの悪い眠い音に感じる。いうなればキツ目にドルビーを掛けたような音と言えばわかりやすいだろうか?単体で聴く分には問題ないだろうがオリジナルと比較するとやはり霞が掛かったような印象を受ける。3:20あたりからのハモンドオルガンが埋もれて引っ込んでいる。4:27あたりの「イェ〜!」はさすがに歪まないが、あれは歪んでこそだ。後半のホワイトノイズはオリジナルが「ヒュ〜」とか「シャ〜orサ〜」という感じなのに対し、「ゴ〜」という感じで質感が違う。UKがFMラジオなら2012はAMといった感じ。ドラムもダンボールを叩いたような音で、演奏も衝撃的なエンディングに向かう緊張感や盛り上がりがいまいち感じられない。うん、確かにイメージじゃない。が、音量の低さはモービル盤のようにダイナミックレンジが広いとも言えるかもしれない。ボリュームを上げて聴くとまた印象が違うかもしれないが、比例してノイズも増すと思うし、何れにしても私の好みの音ではない。1曲目からこのような傾向があるのか、時間のある時にでもじっくり聴き込んでみたいと思う。

【EAS】旗帯世代には馴染みの音。今までは鮮度の悪い大人しいイメージを持っていたが意外とそうでもない。2012の後だと霧が晴れたかのようにクリアで迫力がある。むしろ溝の荒れたUK盤よりは伸びやか。ただ、若干軽い感じを受ける。
ジェネーションを重ねたテープが元であろう、というこちらの勝手な思い込みで今まで軽視していたが、版を重ねたボケボケのジャケット写真が心理的に聴覚に影響した可能性もあるかもしれない。ただ、ピッチの違いはいただけない。

【US Picture】音に迫力はあるがノイズや音割れ、歪みが多い。傷があるのかどうなのか、確かめようにも良く見えないのでわからない(笑)それがピクチャーディスク。あくまで飾って楽しむもので、真剣に音を鑑賞するものではないのかもしれない。例えるなら中音がグシャっとしたソノシートのような音か?
今まで気づかなかったが、2:38あたりからテープの異常か急に音が篭りだす。何だろう…?他のUS盤もこうなのだろうか?

百聞は一聴にしかず、ということで各音源を短くまとめましたので比較してください。順番は上記の通り。
さて、デアゴスティーニはどんな音の傾向なんでしょうか?




因みに私のAbbey Road原体験といえば、中学時代に中古レコード市で1,000円くらいで購入したボロボロのSO-383オレンジ・キャピトルである。お気に入りのCome Togetherで必ず音飛びはしたが、ガッツのある音で非常に気に入っていた。ジャケットを飾ろうと窓に立てかけておいたら見るも無残に反ってしまい、アイロンを掛けてダメにしてしまった。(無知とは恐ろしいものである。) Dr. EbbettsのSO-383を聴くとやはり当時のことを思い出して「やっぱこれだよなぁ」なんて思う。
オーディオ的に「良い音」が必ずしも心を打つとは限らないのである。

では…
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LOGICKEY

Author:LOGICKEY
函館市在住
1972年生まれ
好きなArtists:
The Beatles
Paul McCartney
etc…

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